何か一つ、持っておくべきライトはどれですか、と聞かれることがよくある。
用途によってもちろん違うのだが、水中写真を撮る云々の前におすすめのライトがある。
それが賞品紹介第6弾で取り扱うこのLF650h-Nだ。
例によって石野より紹介させていただく。
この沖縄フォトキャンプ「ジャングルジム」の趣旨の一つに、”自ら被写体を探してみて欲しい”というものがある。
「自分が撮りたいと思ったものを撮りたいように撮る」
これは水中写真の楽しみ方の最も初歩的で一番大切な要素であり、かつとても難しい行為である。
その助けをしてくれるのがこのLF650h-Nだと思う。
このライト、水中で見える光がほとんど白なのだ。
眩しいくらいの白。
混じりっけのない白なので、見た色と写真に写る色に差がないのである。
つまり、あっ!と見つけて撮ってみたらなんだか見た目と違うな、ということがなくなるわけだ。
これは撮る側からしたらとても嬉しい。
細かいことを言えば、余計な色が被写体に被らないのである。
また、5度という驚きの照射角度が”生き物探し”にとても役立つ。
強烈なビームライトが小さな隙間でもことごとく入り込む。
広角系のライトだと手前にも光が当たり、浮遊物に焦点を奪われがちになる。
それがこの超狭角ビームライトだと余計な光が漏れ出さないので生き物だけをはっきり見分けることが可能となるのだ。
おかげで遠くからでも小さな生き物を見つけやすい。
また、LF650h-Nの光線はどこまでも届きそうなほど強力なので、浮遊系ダイビングをするときのサーチライトとしてこれ以上最適なライトは他にないだろう。
きっとこのライトが誕生したおかげで、昨今のあっと驚くような貴重な浮遊生物が見つかったと言っても過言ではないはずだ。
単に生き物探しだけでなく、遠く離れたバディやガイドを呼ぶ時にも大変便利だ。
1人1本持っていて損はない、いや、持っていないと損するライトだ。
本当は全員に配りたいところだが、今回は有限会社イノン様から直々に選ばれた方1名のみに贈られる。
フォトキャンプ中、協賛企業様の製品モニターも行われるのでイノン製品を手に撮影に臨んでいただきたい。
LF650h-Nが欲しくなった人はイノン賞を狙ってみるのも悪くない。かも。
文責・石野昇太